日本人ガイドによるビートルズツアー
inロンドン
Paperback Writer/ Rain MVコース
料金
※全ておひとり様あたりの料金
ビートルズ中期のロックナンバー「Paperback Writer」「Rain」のミュージックビデオが撮影された美しい庭園を散策します。自然豊かなロンドン南西部にあるチジックは閑静でセレブな住宅街。ロンドン市内とは思えないほどのどかな町には、俳優のコリン・ファース、ザ・フーのロジャー・ダルトリー、そして1967年発売のアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のジャケットをデザインしたアーティスト、ピーター・ブレイクら著名人が住んでいるといわれています。そんなセレブタウンにひっそりと緑を広げているチジック・ガーデンで、世界初のミュージックビデオが発明された軌跡をたどります。
所要時間3～4時間
徒歩移動★★★☆☆
電車・バス移動★★☆☆☆
夏季は朝9時～12時ツアー開始/冬季は朝9時～11時ツアー開始
●ツアー料金に含まれるサービス・諸費
事前の打ち合わせ・ご相談料、ガイド・通訳料、ガイドの交通費
●ツアー料金に含まれないサービス・諸費（ゲスト様ご負担分）
ゲスト様の交通費、飲食費、その他雑費
ご案内スポット
●チジック・ガーデン
チジック・ガーデンは第3代バーリントン伯爵がこの地に邸宅を構えていた時代に敷かれた庭園です。夏場は特に深緑と敷地内に流れる小川のきらめきが印象派の絵画ように美しく、現在は邸宅とともに歴史建造遺産としてイングリッシュ・ヘリテッジに登録されています。
過密スケジュールがゆえにテレビ出演が難しくなっていたビートルズ。テレビ放映用に新曲の宣材フィルムを撮影することになり、そのロケ地となったのがこのチジック・ガーデンでした。いわゆるミュージックビデオの先駆けとなるプロモーション方法がこうして偶発的に誕生したわけですが、ジョージ曰く「まぁ、僕たちがMTVを発明したようなもんだね」
「Paperback Writer/Rain」のMVといえば前歯が欠けたポール、手持無沙汰のリンゴが印象的ですが、庭園はそんな彼らをすぐそばで感じられるほどMVと同じ景色を残しています。敷地内にはカフェがあるので、散策後はお茶休憩もできます。天気が良ければピクニックも可能ですので、事前にご相談ください。あの横顔のおじさん像と一緒にランチはいかがでしょうか？
「Rain」MV（ドキュメンタリー版The Beatles Anthology Vol.5収録バージョン）冒頭でリンゴが1人で歩いているシーンが撮影された一帯はここ10年ほど植物育成エリアとして一般の立入が禁止されていたのですが、2024年3月末からその一部が無料で一般開放されることがアナウンスされました。リンゴが歩いていたエリアへの立入は未だ禁止ですが、以前より近くから見学することが可能です。
※2024年5月現在、温室は日により立入不可、また「Rain」MVで4人が腰かけていた杉の木は保護のため触れられないようになっています。
ガイドツアーはこちらで終了です。お疲れ様でした。ツアー送迎オプションをお申込みでないゲスト様とは現地解散となりますが、ご希望であれば最寄りの地下鉄駅もしくはバス停までお送りして解散となります。
※夏季は庭園でフェスなどの大規模イベントが行われていますので、日程が重なるとゆっくりとスポットを散策できない場合があります。
※週末は結婚式などのプライベートイベントが行われている場合があり、イベントの会場場所によっては立入ができず、当該のMVロケ地を回れない可能性があります。
Paperback Writer（ペーパーバック・ライター）
1966年に発売されたビートルズ12枚目のシングル。「なぜラブソングばかり書くの？」という叔母からの一言がずっと気になっていたというポールが、本を読んでいたリンゴが目に留まったことからアイデアを得て書き上げた。また「Paperback/ペーパーバック」という単語の音自体もポールが気に入っていたこともあり、歌詞は作家志望の男が出版社に宛てた手紙という変わった内容のものに仕上がっている。『ご担当者様、一度私の小説に目を通していただけますか？仕事が欲しいのです』という、作家のデスパレートさを掻き立てるようなアップテンポなサウンドが特徴的で、名リフとも言えるギターのイントロとポールの駆け抜けるようなベースラインのアウトロが非常に洗練されている楽曲である。1988年発売のコンピレーションアルバム「Past Masters Vol.2」収録。
Rain（レイン）
「Paperback Writer」のB面にして、ビートルズ中期を代表するジョンの名作。特筆すべきはロック史を揺るがした逆回転ボーカルの挿入である。ジョンが間違えてデモテープを逆再生してしまった際、その奇妙な音を気に入り「Rain」へのアレンジに採用された。逆回転されたジョンのボーカルは実にエスニックなサウンドに変化しており、他3人が奏でるサイケデリックなサウンドと4つの色を成して交じり合うアウトロは最高にグルーヴィーである。また曲の世界観として、『雨が降るとみんな逃げちゃう』というほのぼのとした歌詞から始まるものの、後半は『どんな天気だろうと君次第、僕の言ってること聞こえるかい？』と、暗に思考の本質を解くようなジョンのメッセージが込められており、当時まだアイドルバンドとしての世間認知が大きかった中で、A面と合わせて非ラブソングを制作するというユニークな試みで誕生した楽曲でもあった。こちらもアルバム「Past Masters Vol.2」収録。
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マリー西澤